卒業犬 珀亜くん亡くなりました。

卒業犬 珀亜くん亡くなりました。。。
緊急入院から毎日状況をお知らせ頂き、一時は、回復の兆しがみえたのですが、急変してしまいました。

パパさんママさんが、同じ様な症状の子の参考になればと、改めて文章まとめてくださいました。
<パパさんからのメール>
長文となりますが、今回の出来事をまとめてご連絡します。

9月24日(月)20:00頃に散歩から帰宅しました。夕飯を全く食べずに、急に外に出て庭をうろうろし出しました。
何か吐きたいのだけれど吐くことができず、伏せや座ることなく、ずーと庭を苦しそうに回ってました。
我が家に来て一度も 遠吠えをしたことがなかったのですがこの時初めて苦しそうな遠吠えを何度かしました。

9月25日(火)明け方まで庭をぐるぐる回った後、玄関のタイルでいつものように休み出しました。
その時少しだけ水を飲みました。かかりつけの動物病院に朝一9:00に行き、レントゲンを取ってもらい、診断結果として胃捻転・胃拡張と診断されました。

後で気づいたのですが珀ちゃんの後ろ姿が大きく見えたのは胃拡張だったためでした。
少しおなか周りを触ってみたらパンパンにはれていました。かかりつけ病院から、日本動物高度医療センターを紹介され、即向かいました。

そこまでの距離は約20kmで11:00頃に到着しました。

直ぐに手術に向けた処置 を開始して下さり、そのまま手術となりました。
15:30頃先生から結果を聞きました。手術は成功しましたが不整脈が出ており、酸素室いわゆるICUで24時間脈を測定・観察する状況ですと言われました。
開腹中の写真を見せてもらいましたが結構大きく開腹していました。
また血栓の発生の可能性の高い脾臓は取り除いて頂きました。
胃捻転は約180°の回転だけで済んでおり、捻転を戻したところ血流が良くなり、胃の壊死も見られず、全く切除せずに済みました。先生によると360°回転していることもあり、その場合は胃の壊死が進行しやすいとの話でした。
珀ちゃんと面会しましたが、まったく反応なく、そのまま帰宅しました。
9月26日(水 )10:00頃先生から急に電話があり、面会開時間前に来て説明させてほしいとのこと。
直ちに駆け付け説明を聞くと、朝のケアのため酸素室から出したところ舌がチアノーゼ状態になりすぐに戻してチアノーゼは収まったのですが、不整脈が酷い状態、昨日は60秒に一回位だったのが、今日はほぼ全ての脈が不整脈、心拍数も100以下が正常値に対し、160~200も あり危険な状態であるとのことでした。
どうも心臓が弱っている状況で予断を許さない状態が長く続いているとのコメントも。珀ちゃんは全く動かず、いつもと比較すると息が荒い様子でした。



9月27日(木)12:00に面会に行き、昨日より不整脈は多少良くなっているが、危険な状態を脱した訳ではないとの説明を受けました。珀ちゃんはほとんど動きませんでしたが、一度だけ少し顔を上げてくれました。


9月29日(金)面会に行くと酸素室から普通のケージに移っていました。昨日の夜から不整脈が良くなり、移ったそうです。珀ちゃんは少し反応してくれました。珀ちゃんにゆっくりと休んでもらいたく、そこそこで帰宅しました。




9月30日(土)12:00すぎに夫婦二人で面会に行きました。先生から血液は全て規定値内でもう大丈夫との説明。心配なのは足腰が弱っていないか。大型犬は歩けないと直ぐに床ずれになるので、今後しっかりリハビリしていきますと言って頂きました。
甲状腺機能低下症が胃捻転の原因になる可能性があるとのことで、甲状腺ホルモンを検査しましたが問題ないとの結果でした。結局、胃捻転の原因は不明です。
珀ちゃんは見た目でもしっかりとしてきました。いつものように耳をさすると嬉しそうな反応をしてくれ手から少しだけささみを食べてくれました。また水も飲んでくれています。
今日の様子をスマホの無音カメラで撮った写真 を添付します。
まだ完全に安心してはいけませんが、少し心が安らぎました。頑張ってくれた珀ちゃんに感謝したいと思います。今後もゆっくりとリハビリして、徐々に前の生活に戻していきたいと考えています。


こんなご連絡を頂いていたのですが、翌日急変してしまいました。

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珀ちゃんの9月30日の経緯をご連絡します。

面会開始時間12:00に医療センターに夫婦二人で到着。看護士さんに呼ばれて12:10に2Fの面会室に入室。
珀ちゃんは伏せの状態で静かに眠っているようでした。お顔やお耳周辺を撫でてあげていたのですが
まったく無反応の状態でした。ただ、この様なことは今までも良くあることだったので、そのままでいましたが、舌の血色が少し悪かったので看護師さんを呼んだ所、直ぐに先生を呼びに行き、私たちは1Fで待つよう指示されました。

面会する前に、看護師さんがトイレシートを取り換えており、その時は動いていたとの話。おそらく私たちが来た時に
徐々に調子が悪くなり、12:10から異変に気づいた12:30までの間で心肺が停止したのではと先生に言われました。
私たちが来たことを見届けて「お母さんお父さん来てくれたね、じゃあ僕いくよ」だったのではないかと思います。
珀ちゃんの最後が看取れたのは良かったです。
当日は朝にad缶を少し食べ、リハビリとして2名補助による立位の形を取って、がんばって少し自分で立とうという意思を示したそうです。

12:40頃に先生より大型犬は胸が厚く、心臓マッサージが効きにくいので胸を切開して心臓を直接マッサージすることが、可能性は低いがベストな処置ですと言われ、お願いしました。
13:30頃に先生より、直接心臓マッサージも実施し、電気ショックも3回実施したが戻らず、かなり長い時間停止しているので、難しいと言われ、私たちの方より処置を止めて下さいとお願いしました。

原因は三つが考えられるとのこと。
一つは血栓で、これの可能性が高い。先生も過去に同じような患者が術後1週間で血栓で亡くなった事例があったそうです。血栓対応のお薬を3種類、点滴と経口薬とで投与していましたがそれでも救えないこともあるそうです。
二つ目は不整脈で、数日前の症状がぶり返し、急に重い症状になってしまった可能性もあるそうです。
三つめは隠れた心臓病を既に持っていたことが考えられるそうです
直接マッサージをしたときに、心臓が結構硬い感触があり、その可能性もあるとのお話でした。
いずれにせよ、今後同じような事例の参考になることも考え、心臓と肺の一部を取り、病理検査をして原因を追究してもらうようお願いしました。2週間後位には結果を連絡してもらえるそうです。


写真1枚目は、面会時に取った写真でおそらく心肺停止前後のものです。

自宅に戻ったとき取ったものです。

医療センターで傷口の縫合やシャンプーをしてもらい、きれいになった珀ちゃんと家に戻ってきました。
我が家では、いつも頭頂部はうっすら昆布臭がし、あご周りは少しよだれ臭がしていましたが、他はお日様のにおいで、何度嗅いでも大好きなにおいでした。
センターでシャンプーされ人工的ないい匂いがして、よだれ焼けして黒くなったあごの毛もきれいにカットされ、短毛の子みたいになって、私たちのもとに帰ってきた珀ちゃんと対面して、本当に珀ちゃんの死を受け止めなければと思いました。

珀ちゃんと暮らした3年半、私たち夫婦は大変幸せでした。珀ちゃん本当にありがとう。
10月1日(月)
昨夜は1.1キロの氷をペットシートでくるんだものを5つ、はくちゃんの回りに置いてエアコンを効かせて、夫婦ではくちゃんの両側で夜明かししました。

今日の気温は朝から高めだったので、昨日調べたペット霊園で火葬して来ました。帰宅して一休みして、お骨になったはくちゃんと、車でお気に入りの散歩コースを回って来ました。

昨日の台風は我が家の東側フェンスを8メートル分、引き剥がし、その威力は近年最大だと思うと同時に、獣医さんに「大きな台風が来ると、病人怪我人は容態が急に悪くなるから、はくちゃんリハビリしなくていいから心臓のモニターだけは付けておいて欲しいと、暴れる勢いでお願いすれば良かったかな」と後悔しています。
8月になって、はくちゃんのヨダレが例年より多く、元気がなさそうなところが気になっていたから、歯石取りをお願いして、同時に後ろ脚が弱くなってきているからレントゲンと、おなかのエコーも一緒にやってもらおうかと、思ったのだから実際にやっていれば良かったのにと、後悔しています。苦しいです。

保護前の犬生がどんなものだったのか計り知れませんが、珀ちゃんは間違いなく幸せだったと思います。
ご家族さまに沢山沢山愛されていた分、ママさんパパさんの気持ちを思うと、胸が苦しくなります。
パパさまママさま
珀ちゃんに幸せな時間をありがとうございました。
どうか、珀ちゃんの為にも後悔なく幸せは日々を思い出してあげてくださいね。。。
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卒業犬 珀亜くん亡くなりました。” に対して4件のコメントがあります。

  1. asuka_maru より:

    SECRET: 0
    PASS:
    珀亜君 2016年の秋 イベントで一度だけ
    お会いしただけですが その可愛さと穏やかさと
    丸いお目目の魅力に引きこまれたことを思い出します。
    あの時の スリーショットの写真
    私の宝物の一つです。
    珀ちゃん 頑張りましたね
    パパさんやママさんと離れたくなくて
    一生懸命元気になろうとしたんだよね。
    どうぞ、ゆっくり休んでね
    そちらには 大和もいてるからね。
    パパさん ママさん ゆっくりでよいから
    元気になってくださいね。
    珀ちゃんの笑顔は最高
    めちゃめちゃ幸せだよ~って
    忘れませんよ 珀ちゃんの笑顔
    もし思い出話したくなったら
    私のブログのコメント欄使っていいですからね
    私も しょっちゅう昔話しちゃうんですよ
    大型犬と胃捻転 「大丈夫だろう」って甘く見たら
    ダメですよね。
    バロン母さん ありがとう 0

  2. mochamama より:

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    PASS:
    珀亜くん、残念です・・・(涙)
    しかし、里親さんの文章を読むだけで、珀亜くんへの愛情がヒシヒシと伝わってきて、すごく幸せな時間を過ごしたのなぁ・・・と。
    ママさん、パパさん、お辛いなか詳細な経過を教えていただきありがとうございました。
    どうかお疲れが出ませんように・・・。
    うちも胃捻転の兆候、気を付けます! 0

  3. luckywon より:

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    > asuka_maruさん
    プリンママさんブログも書いてくださりありがとうございます。
    胃捻転、怖い病気ですね。
    手術が出来ても、すでに内蔵の壊死が進んでて手の施しようがない場合も多いみたいです。
    珀ちゃんは、早いタイミングで手術が出来たのですが、もしかしたら元々心臓が弱っていたのかもしれませんね。
    3年半珀ちゃんのペースに合わせて貰い、とても大事にされて幸せ者でした。 0

  4. luckywon より:

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    PASS:
    > mochamamaさん
    コメントありがとうございます。
    初めての犬、初めての秋田犬、のご家族さまでしたが、珀ちゃんの為にいつでも最善を尽くしてくださるご家族さまでした。
    珀ちゃんをこのご家族に託せたこと、心から感謝してます(^-^)
    0

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